共和レザー大幅高でもみ合い放れ、トヨタ系の自動車部材メーカーでPBR超割安圏
共和レザー<3553>が大幅高で600円近辺のもみ合いを一気に上放れ年初来高値更新。半導体不足解消で自動車生産回復が顕著となるなか、トヨタ自動車<7203>の今年の世界生産が初の1000万台を超える可能性が高まった。これを受けて、同社のグループ会社に恩恵が及ぶとの見方が広がっている。共和レザーは合成樹脂製品を手掛け、自動車内装に使うレザーで高シェアを誇る。需要先は筆頭株主であるトヨタが中心。24年3月期営業利益は前期比4.2倍の10億円を見込んでいるが、一段の上振れ期待も膨らんでいる。一株純資産は前期実績で1390円あり、PBRに換算して0.4倍台と割安感が際立つ。配当利回りは現状で3%を上回っているが、更なる株主還元強化の可能性も意識される。
株探ニュース