共和レザーが大幅高で一気に年初来高値、トヨタ系で業績急拡大し超低PBRにも思惑
共和レザー<3553>が大幅高で3連騰、5%を超える上昇で720円まで一気に水準を切り上げた。9月25日につけた高値712円を上回り年初来高値更新を果たした。合成樹脂製品メーカーで、自動車内装に使うレザーで高い商品競争力を持つ。筆頭株主であるトヨタ自動車<7203>向け中心に納入しており、本格的な自動車生産回復を背景に同社の商機が高まっている。24年3月期業績は従来見通しを大幅に上方修正し、営業利益段階で前期比7.6倍となる18億円を見込む。スタンダード市場に上場するが、PBR0.5倍と超割安圏に放置されていることから、会社側の成長投資や株主還元に対する期待が大きい。なお、今期年間配当は28円(前期実績20円)を計画しており、配当利回りは時価換算で3.9%前後と高水準だ。
株探ニュース