スシローGHが上場来高値更新、21年9月期は43%営業増益見通しで7円50銭の増配へ
スシローグローバルホールディングス<3563>が急伸して、一時前日比15.2%高の3365円に買われ実質上場来高値を更新した。前週末6日の取引終了後に発表した21年9月期連結業績予想で、売上高2506億円(前期比22.3%増)、営業利益173億円(同43.4%増)、純利益105億円(同62.6%増)を見込み、期末一括配当を同7円50銭増の22円50銭としたことが好材料視されている。
主力の回転寿司「スシロー」は国内では新規出店28~30店舗を予定する一方、既存店の売上高は同10%増、コロナ前の19年9月期比4.2%増と成長軌道への回復を見込んでいる。海外ではタイや中国大陸への新規出店も含め24~28店舗を予定し売上高約240億円を目指す。また、大衆寿司居酒屋「杉玉」など新業態は19~23店舗を予定している。
同時に発表した20年9月期業績は、売上高2049億5700万円(前の期比2.9%増)、営業利益120億6100万円(同17.1%減)、純利益64億5700万円(同35.2%減)と増収減益だったが、営業利益で従来予想の104億5000万円を上回って着地した。
株探ニュース