アクセルMは一時S高、アクセリードと分子診断領域で連携
アクセルマーク<3624>が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社はきょう、アクセリード(神奈川県藤沢市)と分子診断領域で製品の評価及び国内流通を共同推進することで合意したと発表しており、これが材料視されているようだ。
分子診断とは、組織や体液中に含まれるタンパク質や核酸(DNA、RNA)などの分子を調べることによって感染症、がん、遺伝子疾患を診断・スクリーニングするプロセスのこと。分子診断領域の市場規模は、新型コロナウイルス感染症検査の世界的な需要の高まりにより急速に拡大しており、新型コロナ以外の感染症、がん領域など他のセグメントも伸長している。今回合意した取り組みでは、日本への商流を持たない海外ベンチャーの分子診断分野の有望な新規技術をアクセリードが技術評価し、日本市場での成長が期待される技術・製品についてはアクセルマークが国内事業化権の取得及び適切な事業パートナーを開拓することで、 両社共同によるバリューチェーンの構築を目指すとしている。
株探ニュース