クロスマーケは大幅反落、22年6月期業績及び配当予想を上方修正も材料出尽くし感
クロス・マーケティンググループ<3675>は大幅反落している。16日の取引終了後、22年6月期の連結業績予想について、売上高を235億~240億円から245億円へ、営業利益を22億~24億円から25億円へ上方修正し、期末一括配当予想を4円10銭から5円30銭へ引き上げたが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
21年6月期は決算期変更に伴う変則決算のため前期との比較はないものの、連結子会社のドゥ・ハウスやディーアンドエムの好調を主因にデジタルマーケティング事業の売上高が上振れたほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮して保守的な前提としていたデータマーケティング事業における海外子会社の売上高の回復が想定以上だったことなどが要因。また、収益性の高いメディア、プロモーション関連、オンラインリサーチなどの売り上げ構成が拡大したことも寄与した。
なお、同時に発表した第3四半期累計(21年7月~22年3月)決算は、売上高190億7800万円、営業利益27億3200万円だった。
株探ニュース