3675東証P貸借
業種 情報・通信業

クロス・マーケティンググループ 株価材料ニュース

488
+9
+1.88%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

クロスマーケ Research Memo(9):中期経営計画の利益目標を1年前倒し達成へ

特集
2022年9月6日 15時29分

■業績予想

1. 2023年6月期の業績見通し

クロス・マーケティンググループ<3675>は2023年6月期の見通しについて、売上高28,000百万円(前期比12.5%増)、営業利益3,000百万円(同19.0%増)、経常利益2,900百万円(同16.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,800百万円(同15.4%増)を見込んでいる。中期経営計画「DX Action 2024」に対して、売上高は想定通りの進捗だが、営業利益の進捗が速く、利益目標を1年前倒して達成する見込みとなった。

引き続き同社は、資産でありインフラ基盤でもある大規模パネルネットワークと詳細な生活者データを基盤に、マーケティング手法の進化や課題解決ニーズの多様化に迅速に対応していく方針である。これにより売上面では、積極投資を続けるデジタルマーケティング事業でメディア・プロモーションの伸長を想定、データマーケティング事業とインサイト事業では、海外事業やオフラインリサーチの回復もあって市場成長以上の伸びを確保する方針である。一方利益面では、社内業務の自動化など業務プロセス改善やオンラインリサーチの伸長により営業利益率の改善を見込んでいる。このため営業利益は、中期経営計画の目標値を1年前倒して達成するという予想になっている。2022年6月期の勢いや、2022年6月期第4四半期に先行費用を投入したことを考慮すると、十分射程圏の計画だと思われる。

目標達成後の次なる意志の提示を期待

2. 中期経営計画見直しの可能性

同社は、中期経営計画の営業利益目標値を1年前倒して達成すると予想している。一方、同社のターゲットとする市場はしばらく成長トレンドが続くことが予測されている。こうした市場のなかで、同社も積極的な戦略展開により成長を継続することが見込まれる。このため、2024年3月期以降も成長を持続することが予想される。ただ、同社の中期経営計画はローリング方式でないため、次期中期経営計画は自動的に更新されるわけではない。一方で、現在の中期経営計画の目標値達成が視野に入っており、弊社ではなるべく早いタイミングに次期中期経営計画が示されることが望ましいと見ている。いずれにしろ、中期経営計画の営業利益目標値でもある2023年6月期営業利益の着地が見え始める頃には、次期戦略など中期成長に関する何らかの意志が示されることを期待したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《ST》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる