セレスが大幅続落、4~6月期営業利益が54%減
セレス<3696>が大幅続落している。8日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算は、売上高131億5100万円(前年同期比17.2%増)、営業利益8億1100万円(同74.1%増)と大幅増収増益となったものの、4~6月期では営業利益は前年同期比54.0%減となっており、足もとの業績悪化が嫌気されている。
主力のモバイルサービス事業で、ポイントサイトであるモッピーが会員数の増加などにより引き続き好調に推移したほか、化粧品・ヘルスケア商品などを取り扱うD2Cは前期からのヒット商品の牽引により大幅増収となった。一方、D2Cのオイグルトの広告費が増加したほか、暗号資産価格下落による子会社マーキュリーの苦戦や、CVCの営業投資有価証券評価損などが利益を圧迫した。
なお、24年12月期通期業績予想は、売上高270億円(前期比12.2%増)、営業利益16億円(同43.1%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース