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CRI・MW バリュエーションレポート:レーティング_Buy 目標株価3,270円で222.8%の上値余地

材料
2026年5月22日 14時45分

CRI・ミドルウェア<3698>

【音声・映像のデジタル信号処理技術に強み】2030年9月期までの営業利益CAGR(2026年9月期の当社予想数値と比較)を+31.6%と予想、今後1年程度の目標株価を3,270円とした。

■業績概況/中期経営計画の進捗状況

ゲーム事業で得られた技術やノウハウ、知見、資金をもとにゲーム、モビリティ、TeleXus(オンラインゲームなど向けの通信ミドルウェア)の3本柱をコア事業とする事業構造へと変革。同社が属するゲームコンテンツ市場、車載電装システム市場は拡大基調。

■直近決算

・概要

2026年9月期の予想は、売上高3,910百万円(前期比13.4%増)、営業利益600百万円(同8.2%増)。売上高はモビリティをけん引役として各事業で増収を見込む。営業利益は研究開発投資の継続による費用増を吸収して増益を確保する見通し。

・当社アナリストのコメント

2026年9月期は、モビリティ分野が好調。営業利益率は前期比0.8ポイント低下の計画だが、中計達成に向けた研究開発投資及び海外営業体制の強化を優先した結果であり、将来の収益拡大に向けた先行投資と評価できる。

■中期経営計画

・概要

中計では、2030年9月期に、売上高100億円、営業利益20億円の達成を目指す。最大のドライバーはモビリティ分野で、インド二輪市場を中心に伸ばす計画。M&Aによる売上寄与は20億円を想定。許諾売上比率を60?70%へ引き上げることで営業利益率20%への引き上げを見込む。

・当社アナリストのコメント

インド二輪市場では、シェア50%・単価1.5倍と意欲的な計画ながら、市場自体の高成長を前提とすれば過大ではない。さらにクラウドソリューションで受託から許諾収入へのシフト完了により営業利益率20%が視野に入る。インオーガニック成長が加われば計画達成の蓋然性は一段と高まる。

■投資のポイント

・強み/競争力の源泉

ゲーム開発で培ったUI/UX技術を家電組み込み・モビリティ向けに転用し、エンドユーザーの操作体験を差別化。設計段階から採用される構造のため、搭載機種が量産フェーズに入るに従い高収益な許諾収入が積み上がり、利益率の押し上げ要因となる。

・株価のアップサイド要因/変化の兆し

中計達成の蓋然性が高まれば、目標株価3,500円超えが視野に入る。インド市場での販売実績の顕在化、M&Aの実現によりPERレンジの切り上げ材料となろう。

・株主還元

当面は研究開発投資を優先し成長基盤の構築に注力するため、中計期間中の配当性向は現状の30%程度で据え置く方針。長期的には、量産フェーズの進展により、配当性向の引き上げも期待できる。

(執筆:客員フィスコアナリスト 渡邉 俊輔)

《HN》

提供:フィスコ

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