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システム ディ Research Memo(1):収益獲得の地力が一段アップし顧客数増加によってストック収入が着実に拡大

特集
2018年7月17日 15時01分

■要約

システム ディ<3804>は業種特化型の業務支援ソフトウェアメーカー。私立学校法人向けトータル校務支援システムやスポーツジム向けの会員管理・運営システムなどを中核に業容を拡大してきた。全事業の黒字化を達成し、次のステージを目指す段階に差し掛かる。

1. 2018年10月期第2四半期は全事業領域で着実に顧客を積み重ね計画比上振れで着地

同社の2018年10月期第2四半期決算は、売上高1,842百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益295百万円(同1.8%減)と前年同期比増収減益ながら、期初予想に対しては、売上高が4.4%、営業利益が27.8%、それぞれ上回って着地した。2018年10月期第2四半期は、1)学校法人やスポーツジム向けのパッケージソフト、2)公共(公会計、公教育)向けのソフト・サービス、3)ストックビジネス(サポート・メンテナンス、クラウド等)という3つの領域がいずれも順調に業績を伸ばし、業績上振れにつながった。

2. “公共”、“クラウド”、“BtoC”をキーワードに経常利益6億円を目指す

同社は2018年10月期から2020年10月期までの新3ヶ年中期経営計画『Stage Up Twenty』に取り組んでいる。1)公共向けビジネスの拡大、2)クラウドサービスの一段の強化、3)BtoCビジネスの本格展開、の3つの成長戦略で最終年度において経常利益6億円を目指すというのがその骨子だ。上記の2018年10月期第2四半期決算を見ると、2018年10月期の同社は耳目を集めるような大型案件はないが、学園向けなどの既存事業と、公共向けの新規事業のいずれもが着実に顧客数及び収益を拡大していることがわかる。同社は2017年10月期において全6事業部門の黒字化を達成しており、2018年10月期はさらに地力がついて筋金が入ったという印象だ。

3. 下期も順調に推移。2018年10月期通期も予想比上振れとなる可能性

2018年10月期について同社は、売上高3,339百万円(前期比12.3%減)、営業利益383百万円(同9.2%増)と期初予想を維持している。前述のように今第2四半期決算は予想を上回ったが、その要因は下期に予定していたものの前倒し計上ではない。むしろ上期予定案件の下期継続もあって、想定どおりに進捗しているもようだ。結局第2四半期までの上振れ分がそのままオンされる形で通期ベースでも期初予想を上回って着地する可能性が高いと弊社ではみている。第2四半期のストック収入が前年同期比43.4%増と大きな伸びを示したこともこうした見方をサポートするだろう。下期のストック収入が前年同期比横ばいとなっても通期のストック収入は会社予想を118百万円上回る計算だ。

■Key Points

・『Value & Volume Business』戦略をベースに、“公共”・“クラウド”・“BtoC”の3つの注力分野の拡大で成長を目指す

・2018年10月期は会社予想を上回る可能性

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《MH》

提供:フィスコ

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