アステリア、前期最終を一転赤字に下方修正、未定だった配当は4.5円実施
3853アステリア【連結】
業績修正PDF
アステリア <3853> [東証P] が4月14日大引け後(15:00)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の20億円の黒字→16億円の赤字(前の期は25.1億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の13.4億円の赤字→49.4億円の赤字(前年同期は19.5億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。
同時に、従来未定としていた期末一括配当は4.5円(前の期は4.5円)実施する方針とした。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社は、2022年8月12日開示の「業績予想の修正に関するお知らせ」にあるとおり、Gorilla Tech...
会社側からの【修正の理由】
当社は、2022年8月12日開示の「業績予想の修正に関するお知らせ」にあるとおり、Gorilla Technology Group Inc. の株式(約708万株)について、当時の概算株価を中央値として9米ドル~13米ドル(為替レートは、1米ドル=130円想定)のレンジを想定して連結業績を試算しておりました。しかし、当該株価が2023年3月期第4四半期の末日において4.8米ドルになったことが大きな要因になり、本日開示の「有価証券評価損の計上に関するお知らせ」のとおり、当該株式について2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)において約21億円の有価証券評価損を計上する見込みであることから、営業利益、税引前利益および親会社の所有者に帰属する当期利益はいずれも公表値を下回る見込みとなりました。※ 上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績はさまざまな要因により大きく異なる可能性があります。
利益配当につきましては、当社の利益成長とそれを支える礎となる財務体質の強化が重要との認識から内部留保の充実に重点を置くとともに、業績に裏付けられた株主への利益還元も積極的に行っていくことを基本方針としております。この方針のもと、当期の社会動向や財政状態等を勘案し、2023年3月期の期末配当予想につきまして、1株当たりの配当金を「未定」として発表しておりましたが、今回「4円50銭」と修正させていただきます。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 22.10-03 | 1,989 | -1,435 | -1,948 | -1,352 | -80.5 | - | 2022-11-10 |
IFRS |
| 新 22.10-03 | 1,649 | -7,185 | -7,398 | -4,952 | -293.7 | 4.50 | 2023-04-14 |
IFRS |
| 修正率 | -17.1 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2023.03 | 3,700 | 3,250 | 3,250 | 2,000 | 119.1 | - | 2022-08-12 |
IFRS |
| 新 2023.03 | 3,360 | -2,500 | -2,200 | -1,600 | -94.9 | 4.50 | 2023-04-14 |
IFRS |
| 修正率 | -9.2 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 21.10-03 | 1,600 | 2,583 | 3,095 | 1,951 | 118.5 | 4.50 | 2022-05-12 |
IFRS |
| 予 22.10-03 | 1,649 | -7,185 | -7,398 | -4,952 | -293.7 | 4.50 | 2023-04-14 |
IFRS |
| 前年同期比 | +3.1 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021.03 | 2,688 | 820 | 1,026 | 807 | 49.0 | 4.50 | 2021-05-14 |
IFRS |
| 2022.03 | 2,968 | 3,445 | 3,984 | 2,510 | 152.4 | 4.50 | 2022-05-12 |
IFRS |
| 予 2023.03 | 3,360 | -2,500 | -2,200 | -1,600 | -94.9 | 4.50 | 2023-04-14 |
IFRS |
| 前期比 | +13.2 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。