レゾナックは75日線足場に上値追い鮮明、半導体企業連合設立で後工程材料の展開強化
レゾナック・ホールディングス<4004>がカイ気配スタートで3日ぶりに急反発、3500円台を横に走る75日移動平均線を足場に一段の上値指向を示している。同社は8日に、次世代半導体パッケージ分野において日米10社の企業連合を設立することを発表した。半導体材料メーカーなどが連携し、後工程の技術開発に向け米IT大手などと円滑な協業体制を構築する。関連企業が集まるシリコンバレーに拠点を設け、情報収集や開発などを迅速化させる狙いだ。同社は化学メーカー大手として半導体材料分野にも積極展開しており、後工程での材料供給で高い実績を持っている。今回の企業連合設立で、その強みが更に発揮できる可能性があり、足もとの株価を刺激する格好となっている。
株探ニュース