ラサ工、前期経常を31%上方修正・4期ぶり最高益、配当も20円増額
4022ラサ工業【連結】
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ラサ工業 <4022> [東証P] が4月28日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→35.5億円(前の期は26.4億円)に31.5%上方修正し、増益率が1.9%増→34.0%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.5億円→20億円(前年同期は15.1億円)に73.8%増額し、一転して31.8%増益計算になる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→70円(前の期は45円)に大幅増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当連結会計年度は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、世界的に経済活動は回復傾向にあり、国際商品価格の...
会社側からの【修正の理由】
当連結会計年度は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、世界的に経済活動は回復傾向にあり、国際商品価格の高騰などによる経済減速懸念はあるものの、底堅く推移しました。 このような状況の中、化成品事業においては、国内外の半導体向け高純度燐酸の販売が好調に推移しました。また、原料価格の高騰を主因とした販売価格の是正などによる増収のほか、凝集剤の一部製品の市況の上昇もあり、損益は予想を上回る見込みです。電子材料事業は、化合物半導体向け高純度無機素材の販売が好調に推移したことなどから、予想を上回る見込みです。機械事業の損益も予想を上回る見込みです。また、各事業ともコストダウンを行い利益の確保を図ってまいりました。 このような見込みから、2022年3月期の業績予想を上記のように修正いたします。
当期の配当金につきましては、業績予想等を勘案し、2021年8月13日に公表しました前回予想から期末配当について1株につき20円増配し、1株当たり70円に修正いたします。(注)上記の業績予想等は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後さまざまな要因 により予想数値と異なる場合があります。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 21.10-03 | 15,390 | 1,184 | 1,151 | 1,024 | 129.1 | 50 | 2021-11-12 |
連結 |
| 新 21.10-03 | 19,290 | 1,944 | 2,001 | 1,454 | 183.3 | 70 | 2022-04-28 |
連結 |
| 修正率 | +25.3 | +64.2 | +73.8 | +42.0 | +42.0 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2022.03 | 31,500 | 2,700 | 2,700 | 2,100 | 264.7 | 50 | 2021-08-13 |
連結 |
| 新 2022.03 | 35,400 | 3,460 | 3,550 | 2,530 | 318.9 | 70 | 2022-04-28 |
連結 |
| 修正率 | +12.4 | +28.1 | +31.5 | +20.5 | +20.5 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 20.10-03 | 14,715 | 1,509 | 1,518 | 1,129 | 142.5 | 45 | 2021-05-14 |
連結 |
| 予 21.10-03 | 19,290 | 1,944 | 2,001 | 1,454 | 183.3 | 70 | 2022-04-28 |
連結 |
| 前年同期比 | +31.1 | +28.8 | +31.8 | +28.8 | +28.6 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020.03 | 29,759 | 1,871 | 1,726 | 1,377 | 173.8 | 40 | 2020-05-15 |
連結 |
| 2021.03 | 28,978 | 2,659 | 2,649 | 2,004 | 252.9 | 45 | 2021-05-14 |
連結 |
| 予 2022.03 | 35,400 | 3,460 | 3,550 | 2,530 | 318.9 | 70 | 2022-04-28 |
連結 |
| 前期比 | +22.2 | +30.1 | +34.0 | +26.2 | +26.1 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。