ラサ工が急伸、22年3月期業績の計画上振れと自社株買い発表を好感
ラサ工業<4022>が急伸している。4月28日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が315億円から354億円(前の期比22.2%増)へ、営業利益が27億円から34億6000万円(同30.1%増)へ、純利益が21億円から25億3000万円(同26.2%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。
化成品事業で国内外の半導体向け高純度燐酸の販売が好調に推移したほか、原料価格の高騰を主因とした販売価格への転嫁や凝集剤の一部製品の市況の上昇が寄与した。また、電子材料事業で化合物半導体向け高純度無機素材の販売が好調に推移したことも貢献した。
同時に、3万株(発行済み株数の0.38%)、または5000万円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は5月16日から6月30日までとしている。
株探ニュース