南海化学が一時S高、中間配当15円実施と4~6月期経常益の高進捗率を材料視
南海化学<4040>が一時ストップ高の水準となる前営業日比500円高の2808円に買われた。14日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算とともに、配当方針の変更を発表した。これまで期末配当の年1回としてきた方針を改め、中間と期末の年2回実施する形とし、今年9月30日を基準日として中間配当15円を実施する。23年4~6月期経常利益の高進捗率も相まって、材料視された。
期末配当予想は未定とした。前期の年間配当は15円だった。23年4~6月期は売上高が48億7600万円、経常利益が5億7900万円で着地。経常利益の通期計画に対する進捗率は65%に上った。基礎化学品での製品価格の是正などが奏功した。同社は前期の第1四半期に四半期連結財務諸表を作成していないため、決算短信の連結経営成績において前年同期と比較した増減率の記載はない。
株探ニュース