カーバイド急動意、PER・PBR超割安圏で半導体関連の出遅れ
日本カーバイド工業<4064>が急動意、一時83円高の1339円まで上昇する場面があった。化学メーカーで電子材料やファインケミカル分野での実績が高い。株価は6月9日に1488円の年初来高値をつけた後、大幅な調整を強いられたが、1200円台前半では継続的な買いが観測され、足もとで一気に上放れてきた。
市場では「PERやPBRが非常に低い一方で、今期は65円配当を計画するなど株主還元姿勢の高さが評価される。電子材料では半導体用金型クリーニング材を展開していることで、出遅れ修正の買いが入りやすかった。また、前日に国内証券が同社株を投資判断最上位で新規カバレッジしており、これが株価を強く刺激したようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。
株探ニュース