田中化研がカイ気配で水準切り上げ、4~6月期営業益3.4倍
田中化学研究所<4080>がカイ気配スタートで水準を切り上げる展開。前週末7月29日の取引終了後に23年3月期第1四半期(4~6月)の決算を発表し、営業利益は前年同期比3.4倍の11億6700万円で着地した。通期で赤字を見込んでいるだけに、今回の大幅増益がサプライズとなる形で買いが流入しているようだ。
売上高も同56.4%増の152億5100万円だった。自社製品の主原料であるニッケルやコバルトの国際相場の変動に伴う利益や、スウェーデンの電池メーカーであるノースボルトへの技術支援に関する収益計上が大きく寄与した。なお、主原料の相場に関して今後の変動幅や業績に与える影響を予測することが困難なことから、通期見通しは据え置いた。
株探ニュース