日触媒がカイ気配スタート、22年3月期業績及び配当予想を上方修正
日本触媒<4114>がカイ気配スタートとなっている。5日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を3000億円から3250億円(前期比19.0%増)へ、営業利益を130億円から220億円(前期159億2100万円の赤字)へ、純利益を100億円から160億円(同108億9900万円の赤字)へ上方修正し、あわせて50円を予定していた中間配当予想を80円にすると発表したことが好感されている。
原料価格上昇に伴い販売価格が想定よりも高く推移していることや、アクリル酸及びアクリル酸エステルの海外市況が上昇していること、販売数量がアクリル酸及びアクリル酸エステルをはじめ、特殊エステルやセカンダリーアルコールエトキシレートなどで計画を上回ることなどが要因としている。なお、年間配当は130円(従来予想100円)となり、前期実績に対しては40円の増配になる予定だ。
また、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高860億5700万円(前年同期比36.7%増)、営業利益66億5900万円(同4.5倍)、純利益56億4300万円(同3.6倍)だった。
株探ニュース