三菱ケミGが後場に上げ幅拡大、産業ガス・ヘルスケア堅調で今期最終益予想を上方修正
三菱ケミカルグループ<4188>が後場に上げ幅を拡大した。この日、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の予想を970億円から1350億円(前期比40.0%増)に引き上げ、好感されたようだ。
4~9月期は産業ガス部門での価格マネジメントの進捗や、ヘルスケア部門におけるラジカヴァ経口剤の想定を上回る販売状況、コスト構造改革の効果によって、利益が計画を上振れて着地した。下期には、クオリカプス社の売却や、シーピーシー社の追加取得に伴う利益の計上などが見込まれ、影響を業績予想に織り込んだ。一方、売上収益の見通しは4兆5550億円から4兆4550億円(同3.9%減)に引き下げている。
株探ニュース