UFHDは急反落、自動車用の下振れなどで24年12月期業績予想を下方修正
ウルトラファブリックス・ホールディングス<4235>が急反落している。14日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を229億円から204億円(前期比3.1%減)へ、営業利益を41億円から25億円(同29.5%減)へ、純利益を24億円から16億円(同32.6%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
上期において、為替レートが想定の1ドル=140.0円に対して152.3円と円安で推移したにもかかわらず、主要顧客のモデルチェンジ立ち上げの遅延と完成車販売台数の減少により自動車用の下振れがあったほか、高金利やオフィス市況の低迷など米国マクロ経済要因の影響による家具用・その他の不振があったことが要因。また、原材料単価の上振れと生産数量減少による生産効率悪化の影響によって売上原価の単価が下期を中心に上昇するとみられることも利益を圧迫する。
同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高104億1000万円(前年同期比1.5%減)、営業利益16億2800万円(同9.6%減)、純利益11億5100万円(同12.7%増)だった。
株探ニュース