細火工、前期経常を45%上方修正・23期ぶり最高益、配当も7円増額
4274細谷火工【連結】
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細谷火工 <4274> [東証S] が4月24日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億0500万円→2億9700万円(前の期は2億0100万円)に44.9%上方修正し、増益率が2.0%増→47.8%増に拡大し、23期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の1700万円→1億0900万円(前年同期は1億1000万円)に6.4倍増額し、減益率が84.5%減→0.9%減に縮小する計算になる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→17円(前の期は10円)に大幅増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
主力の火工品事業では、原材料等の高騰を受け、適正な利益確保を目的とした価格交渉を継続して行った結果、売上高...
会社側からの【修正の理由】
主力の火工品事業では、原材料等の高騰を受け、適正な利益確保を目的とした価格交渉を継続して行った結果、売上高は想定を上回りました。また高エネルギー物質の燃焼処分等専門性の高い分野での売上が堅調に推移し、それらのサービスや技術提供においても生産活動と同様、効率化を猛進させたことで利益率が大きく向上いたしました。これにより通期の営業利益・経常利益・当期純利益についても前回発表予想を上回る見込みです。
当社は、より良い製品をユーザーに提供し、顧客の満足を得て利益確保を目指すことで、株主の皆様へ安定的な配当を実施していくことを基本方針としております。当期は、継続して行っている様々な改革の成果により、工場の効率化が進み収益性の向上に繋がりました。また、厳しい経営環境が継続する中で、使用済み火工品の燃焼処分や高エネルギー物質の評価試験など、当社の技術と設備を活用した分野には官民問わず需要が高まっており、大型受注が集中した当期は増収増益となりました。これらを勘案した結果、今期は1株当たり普通配当10円に特別配当7円を加え、1株当たり17円に修正いたします。(注)上記の予想につきましては、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成されたものであり、実際の業績及び配当は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 24.10-03 | 1,193 | 15 | 17 | 15 | 3.8 | 10 | 2024-11-11 |
単独 |
| 新 24.10-03 | 1,356 | 105 | 109 | 89 | 22.3 | 17 | 2025-04-24 |
単独 |
| 修正率 | +13.7 | 7.0倍 | 6.4倍 | 5.9倍 | 6.0倍 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2025.03 | 1,875 | 200 | 205 | 145 | 36.2 | 10 | 2024-05-13 |
単独 |
| 新 2025.03 | 2,038 | 290 | 297 | 219 | 54.9 | 17 | 2025-04-24 |
単独 |
| 修正率 | +8.7 | +45.0 | +44.9 | +51.0 | +51.6 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 23.10-03 | 1,280 | 107 | 110 | 72 | 18.1 | 10 | 2024-05-13 |
単独 |
| 予 24.10-03 | 1,356 | 105 | 109 | 89 | 22.3 | 17 | 2025-04-24 |
単独 |
| 前年同期比 | +5.9 | -1.9 | -0.9 | +23.6 | +23.5 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023.03 | 1,761 | 177 | 183 | 132 | 33.1 | 10 | 2023-05-12 |
単独 |
| 2024.03 | 1,832 | 194 | 201 | 138 | 34.6 | 10 | 2024-05-13 |
単独 |
| 予 2025.03 | 2,038 | 290 | 297 | 219 | 54.9 | 17 | 2025-04-24 |
単独 |
| 前期比 | +11.2 | +49.5 | +47.8 | +58.7 | +58.5 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。