野村総研が5日ぶり急反発、4~6月期最終29%増益で買い安心感
野村総合研究所<4307>が5日ぶりに急反発した。25日の取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上収益は前年同期比6.5%増の1881億1000万円、最終利益は同28.8%増の221億6600万円となった。同社株は直近まで下落基調を強めていたが、堅調な業況を示したとあって買い戻しが優勢となったようだ。金融ITソリューション部門では銀行向けの開発・製品販売や運用サービスが好調だった。産業ITソリューション部門ではサービス業向けの案件の増加に加え、前年同期にあった海外事業での一時費用の影響がはく落したことも奏功。IT基盤サービス部門ではセキュリティー需要が増加し、全セグメントで増収。収益性が向上した。
株探ニュース