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ネクシィーズG Research Memo(5):2019年9月期は6期連続増収及び過去最高の営業利益を達成

特集
2020年1月20日 8時25分

■業績動向

1. 2019年9月期の業績概要

ネクシィーズグループ<4346>の2019年9月期の業績は、売上高は前期比9.1%増の18,412百万円、営業利益は同7.3%増の2,064百万円、経常利益は同11.7%増の2,168百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同20.8%減の1,516百万円になり、6期連続の増収及び過去最高の営業利益を達成した。

売上面では、主力のネクシィーズ・ゼロ事業が増収をけん引した。ネクシィーズ・ゼロ事業では、新規顧客開拓に重点を置いた営業体制の強化を行い、新卒社員202人を採用し、全国11拠点のうち5拠点で移転・増床を行った。累積の顧客数も順調に伸び、52,000件(2019年10月末時点)に達した。また、既存顧客からの紹介促進や追加契約獲得も行い、成果が出ている。定額制セルフエステスタジオ「BODY ARCHI」では、店舗数が7店舗(直営2店舗、FC5店舗)まで拡大し順調に立ち上がっている(2019年12月末時点、累計店舗数12店舗)。電子メディア事業のブランジスタも10期連続増収と堅調だ。

利益面では、大黒柱のネクシィーズ・ゼロ事業が堅調。人員の大幅増(グループ全体で新卒社員202人採用)や全国の支店拡充などの先行投資をこなして、セグメント営業利益2,814百万円(前期は2,713百万円※)を稼いだ。増益に大きく貢献したのは、電子メディア事業の利益V字回復である。2019年9月期は、主力の旅行電子雑誌「旅色」に経営資源を集中したことで、月間利用者が大幅に増加した。なお、親会社株主に帰属する当期純利益が減益となったのは、2018年9月期にハクビ売却に伴う特別利益を計上した影響である。その影響を除いた数値1,232百万円と比較すると、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比23.0%の増益となる。

※ISP事業終了の影響を除いた数値で比較

自己株式の取得の影響はあるものの、高い安全性を維持

2. 財務状況と経営指標

2019年9月期末の財務状況は健全である。総資産は前期末比453百万円増の14,875百万円。そのうち流動資産は683百万円減の10,674百万円である。リース債権や未払法人税等、未払消費税等が増加したものの、主に自己株式の取得により現金及び預金が1,482百万円減となったことが主な要因である。そのうち固定資産は1,136百万円増であり、建設仮勘定の増加により有形固定資産が427百万円増となったことや、繰延税金資産の増加により投資その他の資産が523百万円増となったことなどが主な要因である。

負債合計は前期末比838百万円増加の6,689百万円となった。そのうち流動負債は234百万円増であり、買掛金の304百万円増、1年内返済予定の長期借入金260百万円が主な要因である。固定負債は603百万円増であり、長期借入金の632百万円増が主な要因である。純資産合計は前期末比385百万円減の8,185百万円となった。これは、資本剰余金の330百万円減、第三者割当に伴う買付による自己株式の310百万円減などが主な要因である。

経営指標では流動比率239.0%(前期は268.4%)と安全性の目安である200%を上回り、自己資本比率も40.8%(前期は48.8%)と安全性は高い。2019年9月期は自己株式の取得が財務に影響した面はあるが、安全性に懸念はない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《YM》

提供:フィスコ

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