川口化が大幅反落、退職給付費用の追加計上などで上期営業利益は計画下回る大幅減益で着地
川口化学工業<4361>が大幅反落している。3日の取引終了後に発表した第2四半期累計(18年12月~5月)連結決算が、売上高37億2300万円(前年同期比2.8%増)、営業利益3000万円(同61.2%減)、純利益2000万円(同64.4%減)と、従来予想の営業利益7000万円を下回り大幅減益で着地したことが嫌気されている。
タイヤ向けや合成ゴム向けゴム薬品が伸長したほか、樹脂薬品並びに中間体も売上高を伸ばしたが、生産に必要な関連副資材価格や販売経費が上昇したほか、株式市場の低迷に伴う退職給付費用の追加計上や為替相場の円高傾向なども響き大幅減益となった。
なお、19年11月期通期業績予想は、売上高76億円(前期比0.1%減)、営業利益1億5000万円(同38.3%減)、純利益1億円(同40.5%減)の従来見通しを据え置いている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース