川口化が3連騰、上期業績は営業利益3割増で従来予想を上回る
川口化学工業<4361>が3連騰し年初来高値を更新している。3日の取引終了後に発表した第2四半期累計(23年12月~24年5月)連結決算が、売上高42億4800万円(前年同期比1.0%増)、営業利益2億200万円(同29.5%増)、純利益1億9200万円(同59.7%増)と、従来予想の営業利益1億4000万円を上回って着地したことが好感されている。
同社グループに関係の深い自動車産業で緩やかながら生産が回復基調にあったことで、ゴム薬品の販売が好調に推移した。また、海外向け汎用品の需要回復や特殊薬品の新規用途向け販売の増加もあり、他の業種での需要低迷をカバーし従来予想を上回った。
なお、24年11月期通期業績予想は、売上高90億円(前期比4.5%増)、営業利益3億円(同15.2%減)、純利益2億円(同21.7%減)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース