モビルスは一時ストップ安、今期は一転最終赤字の見通しで失望売り膨らむ
モビルス<4370>は一時ストップ安。前週末14日の取引終了後、23年8月期の業績予想の修正を発表。最終損益の見通しはこれまでの100万円の黒字から2億7600万円の赤字(前期は1億2600万円の黒字)に引き下げた。黒字予想から一転して最終赤字の見通しとなったことを受け、失望売りが膨らんだようだ。
今期の売上高は19億6500万円から17億5200万円(前期比11.6%増)に見通しを引き下げた。プロフェッショナルサービスにおける大型開発案件で、目標の達成に伴い開発規模を縮小する影響が出る。イノベーションラボサービスにおける一部案件の中止もあって、売上高が予想を下回る見込みとなった。更に、SES(システムエンジニアリングサービス)要員に関連する費用の増加や、円安を背景としたサーバー費用の増加が響くほか、受託したシステム開発案件が中止となったことに伴う特別損失も計上する。
23年8月期第2四半期累計(22年9月~23年2月)の決算は、売上高が前年同期比14.1%増の8億500万円、最終損益が1億1700万円の赤字(前年同期は5400万円の黒字)となった。
株探ニュース