4385東証P貸借
業種 情報・通信業

メルカリ 株価材料ニュース

1,911.5
-99.5
-4.95%
業績ー
(15:30)
PTS

1,900.1

(23:49)
株価は15分ディレイ

マザーズ市場の投資戦略vol.4 ~マザーズ注目銘柄の予想値動きと先物戦略~

材料
2019年8月5日 15時49分

以下は、2019年7月17日にYouTubeチャンネル「FiscoTV」で配信された「マザーズ市場動向2019」である。フィスコマーケットレポーターの橋本 真依氏とフィスコの株式アナリストである雲宮 祥士氏が、対談形式でマザーズ市場の投資戦略について解説している。全4回に分けて配信する。

橋本:では、マザーズ銘柄を取引する人にとって、有効な先物活用方法などあるのでしょうか。

雲宮:マザーズ市場の時価総額上位銘柄というと、メルカリ<4385>は約30万円、そーせいグループ<4565>も約20万円、PKSHA Technology<3993>やSansan<4443>は50万円以上、最低単位での売買としても資金が必要となってしまいます。

それに対して、マザーズ先物取引では証拠金と呼ばれる担保を差し入れて取引を行います。株式の信用取引と似ていますが、信用取引が証拠金の約3倍の金額の取引を行うのに対して、東証マザーズ指数先物取引では証拠金に対して10倍以上の取引ができます。そのため、10万円未満の証拠金から取引を開始できるのです。

たとえば、マザーズ市場の主力級の銘柄が非常に良い決算を大引け後に出したとします。翌営業日のマザーズ指数の上昇に大きく寄与する可能性が高いなか、16:30から開始される夜間取引を活用すれば、先立ってその値上がり益を享受することができます。

しかも、少額から取引できるので、余力が少ないという投資家さんでも、ポートフォリオ構成を大きく変更する必要もありません。悪材料が出た場合のヘッジだけでなく、この資金効率の良さに着目している方も最近は増えてきているかと思います。

橋本:そうなんですね。夜間取引やヘッジなどにも使えるとのことですが、やはり流動性リスクが気になるところですが、取引は盛んに行われているのでしょうか。

雲宮: 2016年7月に上場したマザーズ先物の取引高を見てみると、18年6月に月間ベースで過去最高を記録し、その後も高水準での取引高推移が継続しています。

また、個人投資家が中心のイメージの強いマザーズ先物ですが、5月分の委託取引の内訳を見ると、取引高・取引共に海外投資家比率が4割を占めていることがわかります。これまで個人投資家が取引主体といわれていましたが、最近では海外投資家の参入も確認されており、マザーズ先物のプレイヤーは増加しています。流動性への懸念も現状は後退してきているのではないかと思います。

橋本:市場参加者が増えて、流動性も確保できてきたということですね。

雲宮:そうですね。また、個別銘柄で、制度信用銘柄の中から証券取引所や証券金融会社が定めている貸借銘柄選定基準を満たしている貸借銘柄(いわゆる空売り可能な銘柄)は、マザーズ市場約290社中50社にも満たない、そして時価総額上位10銘柄のなかでは、ミクシィ<2121>とラクス<3923>のみです。

そのため、これらに対して空売りポジションの保有をしていた場合、思わぬ好材料発表や海外市場でポジティブなニュースなどが出た場合は、これら銘柄やマザーズ指数の反発局面が想定されるため、ここでもマザーズ先物買いが有効となってくるでしょう。

橋本:なるほど、資金効率の良さや夜間取引が可能な点から、様々な局面でマザーズ先物を利用することができるんですね。

雲宮:そうですね、どうしても夜間取引中のリスクヘッジといったイメージが先行しがちですが、資金効率の良さから買い戦略も非常に有効であるといったことをご理解頂けましたら幸いです。

橋本:今回のお話を通して、年後半にかけてのマザーズ市場の動向や、マザーズ先物について資金効率が非常に良いといった側面も学ぶことができました。投資家の皆さんも、ポートフォリオの一部としてこのマザーズ先物投資をお考え頂いては、いかがでしょうか。雲宮さん、ここまでありがとうございました。

雲宮:はい、ありがとうございました。

7月30日には、東証マザーズ指数先物取扱い会社(岩井コスモ証券、インタラクティブ・ブローカーズ証券、SBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、光世証券、松井証券、楽天証券)で「マザーズ先物を活用した投資戦略」の動画を掲載していますので、皆さん、ぜひご覧になって下さい。

《HH》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる