エーアイ、前期経常を24%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額
4388エーアイ【連結】
業績修正PDF
エーアイ <4388> [東証M] が4月10日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の2.2億円→2.7億円(前の期は2億円)に24.1%上方修正し、増益率が8.9%増→35.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の1.5億円→2.1億円(前年同期は1.4億円)に33.8%増額し、増益率が8.3%増→44.8%増に拡大する計算になる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の6円→7円(前の期は8円)に増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当事業年度の音声合成事業は、コンシューマー向け製品の売上が90百万円(計画比 75.3%)と苦戦しましたが...
会社側からの【修正の理由】
当事業年度の音声合成事業は、コンシューマー向け製品の売上が90百万円(計画比 75.3%)と苦戦しましたが、法人向け製品の売上が499百万円(計画比 110.7%)、法人向けサービスの売上が229百万円(計画比 100.0%)と順調に推移したことから、売上高は当初業績予想を上回る見込となりました。 また、受託開発で発生を見込んでいた業務委託費や外注費を社内体制で賄ったこと等により、原価の発生が減少し、利益増に寄与いたしました。「3.特別損失(投資有価証券評価損)の計上」に記載の投資有価証券評価損45百万円を計上したものの、営業利益、経常利益、当期純利益の全てにおいて、当初業績予想を上回る見込みとなりました。 当事業年度において、新型コロナウィルス感染症の拡大が当社の業績に与える影響は、軽微でありました。
当社の配当に関する基本方針は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題と認識しつつ、業績の推移、財務状況、事業計画に基づく資金需要等を総合的に勘案し、内部留保とのバランスをとりながら経営成績に合わせた利益配分を基本方針としております。 2020年3月期(第17期)の剰余金の配当予想につきましては、上記の基本方針と2020年3月期通期業績予想の修正を勘案し、直近の期末配当予想1株につき6円から1円増配し、1株につき7円に修正いたします。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 19.10-03 | 489 | 157 | 157 | 111 | 22.1 | 6 | 2019-11-11 |
単独 |
| 新 19.10-03 | 508 | 210 | 210 | 123 | 24.4 | 7 | 2020-04-10 |
単独 |
| 修正率 | +3.9 | +33.8 | +33.8 | +10.8 | +10.3 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2020.03 | 800 | 220 | 220 | 160 | 31.9 | 6 | 2019-11-11 |
単独 |
| 新 2020.03 | 819 | 273 | 273 | 172 | 34.1 | 7 | 2020-04-10 |
単独 |
| 修正率 | +2.4 | +24.1 | +24.1 | +7.5 | +7.0 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 18.10-03 | 443 | 142 | 145 | 108 | 22.2 | 8 | 2019-05-14 |
単独 |
| 予 19.10-03 | 508 | 210 | 210 | 123 | 24.4 | 7 | 2020-04-10 |
単独 |
| 前年同期比 | +14.7 | +47.9 | +44.8 | +13.9 | +9.9 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018.03 | 591 | 146 | 147 | 109 | 24.7 | 0 | 2018-06-27 |
単独 |
| 2019.03 | 737 | 211 | 202 | 150 | 30.8 | 8 | 2019-05-14 |
単独 |
| 予 2020.03 | 819 | 273 | 273 | 172 | 34.1 | 7 | 2020-04-10 |
単独 |
| 前期比 | +11.1 | +29.4 | +35.1 | +14.7 | +10.6 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。