ＡＤＥＫＡ<4401>は２月６日、１８年３月期第３四半期累計（１７年４月～１２月）の連結決算を発表した。売上高１７７０億６２００万円（前年同期比６．９％増）、経常利益１７３億８０００万円（同９．０％増）となった。通期経常利益予想２２５億円（前期比３．０％増）に対する第３四半期累計経常利益の進捗率は７７．２％となった。１９年３月期は、各製造拠点で添加剤などの生産能力増強が寄与し業績向上が見込まれる。

コア事業の樹脂添加剤、食品を中心に成長分野への投資を拡大している。樹脂添加剤では、米国の高機能添加剤製造設備の生産能力を増強し、フランスのワンパック顆粒添加剤の設備が稼働した。また、三重工場のポリオレフィン樹脂向け高機能添加剤およびタイの塩ビ向け安定剤の製造設備が竣工している。

株価は、今年１月中旬以降、ほぼ１８５０～２０００円のボックス圏での推移となっている。ただ、株価指標面ではＰＥＲは１３倍台、ＰＢＲ１倍近辺と割安水準にある。(朱)

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）

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