ヴィッツ、今期経常を一転3%増益に上方修正・最高益更新へ
4440ヴィッツ【連結】
業績修正PDF
ヴィッツ <4440> [東証M] が7月3日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年8月期の連結経常利益を従来予想の3億円→3.1億円(前期は3億円)に3.7%上方修正し、一転して2.6%増益を見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.6億円→1.7億円(前年同期は1.9億円)に6.9%増額し、減益率が17.5%減→11.9%減に縮小する計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
米中貿易問題や英国のEU離脱に伴う欧州経済の低迷による主要顧客の業績悪化に伴い、当社の主たる事業分野である...
会社側からの【修正の理由】
米中貿易問題や英国のEU離脱に伴う欧州経済の低迷による主要顧客の業績悪化に伴い、当社の主たる事業分野である自動車関連の組込ソフトウェアの業績に影響が出ておりましたが、自動車技術は変革期にあり、CASE(Connected, Autonomous, Shared & Services, Electric)対応に伴う自動運転を中心とした各種開発への需要は高止まりの状況でありました。 このような事業環境を背景に、需要の高い技術領域へ集中して提案を進め、売上及び利益の維持拡大に努めておりましたが、第3四半期以降、新型コロナウイルス感染症の影響により、新たな開発案件において計画縮小や中止、開始時期の延期などが発生しております。 このような状況の中においても自動車関連のシミュレーション及びモデルベースを中心に開発を行っているシステムズエンジニアリング事業は好調に推移しておりますが、他の事業における減収分を吸収しきれず、売上高は前回発表予想を下回る見込みとなりました。 一方で、営業利益以下の各段階利益においては、減収による影響を抑制するためコストの削減に努めております。具体的には従来から実施している外注施策の他、当初計画していた残業や出張の抑制など経費全般の見直しを行っており、営業利益は前回発表予想とほぼ同額、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想をやや上回ると見込んでおります。上記の業績予想数値につきましては、当社グループが現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。
業績予想の修正
今下期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 20.03-08 | 1,444 | 191 | 160 | 103 | 25.4 | 4 | 2020-04-13 |
連結 |
| 新 20.03-08 | 1,249 | 191 | 171 | 114 | 28.1 | 4 | 2020-07-03 |
連結 |
| 修正率 | -13.5 | 0.0 | +6.9 | +10.7 | +10.7 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2020.08 | 2,502 | 330 | 301 | 193 | 47.6 | 4 | 2019-10-11 |
連結 |
| 新 2020.08 | 2,307 | 330 | 312 | 204 | 50.3 | 4 | 2020-07-03 |
連結 |
| 修正率 | -7.8 | 0.0 | +3.7 | +5.7 | +5.7 | % |
今期の業績予想
下期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 19.03-08 | 1,138 | 140 | 194 | 158 | 47.9 | 4 | 2019-10-11 |
連結 |
| 予 20.03-08 | 1,249 | 191 | 171 | 114 | 28.1 | 4 | 2020-07-03 |
連結 |
| 前年同期比 | +9.8 | +36.4 | -11.9 | -27.8 | -41.3 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018.08 | 2,375 | 221 | 223 | 135 | 47.0 | 3 | ー |
連結 |
| 2019.08 | 2,300 | 251 | 304 | 230 | 69.8 | 4 | 2019-10-11 |
連結 |
| 予 2020.08 | 2,307 | 330 | 312 | 204 | 50.3 | 4 | 2020-07-03 |
連結 |
| 前期比 | +0.3 | +31.5 | +2.6 | -11.3 | -27.9 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。