東証グロース指数は再び下値模索、小型成長株への売り止まず日経平均と明暗くっきり
日経平均株価は先物主導の買い戻しが利いて600円を超える大幅高に買われているが、一方で個人投資家の参戦が活発な小型のグロース株には引き続き向かい風が強く、東証グロース市場指数は1%を超える下げと明暗がくっきりと分かれている。前日に発表された日銀の金融政策決定会合の結果は軽微な政策修正にとどまり、現状維持に近い形となったが、中期的には国内長期金利も世界に追随して上昇傾向を示す可能性が高く、高PERの小型成長株には売り圧力が拭えない状況となっている。グロース市場に上場する時価総額上位の主力銘柄ではビジョナル<4194>、JTOWER<4485>、ジーエヌアイグループ<2160>、サンウェルズ<9229>、ispace<9348>などが安く全体指数の下げを助長している。
株探ニュース