スピーが後場に急騰、ステーブルコイン向けインフラ構築の技術提携を材料視
Speee<4499>が後場に急騰し、年初来高値を連日で更新した。子会社のDatachainがこの日、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>傘下の三菱UFJ信託銀行と、アラブ首長国連邦のTOKI FZCOとともに、パブリックブロックチェーン上で発行・流通予定のステーブルコインのクロスチェーンインフラ構築に向け、技術提携を開始したと発表した。スピーに対しては、子会社の事業拡大を期待した買いが集まったようだ。
三菱UFJ信託銀行を中心に開発が進むステーブルコイン発行管理基盤「Progmat Coin(プログマコイン)」を用いたステーブルコインは、取り扱う仲介業者のライセンス登録完了後、発行・流通が可能になる予定。イーサリアムなどのパブリックブロックチェーン上での発行が想定されるなか、TOKI社はパブリックブロックチェーン間で取引を可能とする「クロスチェーンブリッジ」の開発を手掛けている。3社の連携でクロスチェーン取引に向けたインフラを構築し、クロスチェーンでのステーブルコインの交換や決済などの実現などを目指す。
株探ニュース