大日本住友が急伸、米子会社がファイザーとレルゴリクスに関する開発及び販売で提携
大日本住友製薬<4506>が急伸している。28日の取引終了後、米連結子会社マイオバント・サイエンシズ・リミテッドが、米ファイザー社とゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)受容体阻害剤「レルゴリクス」について、がん領域および婦人科領域における北米での共同開発及び共同販売に関する契約を締結したことを発表しており、これが好感されている。
同契約に基づき、マイオバント社はファイザー社に対し、北米における成人の進行性前立腺がんを適応症としたレルゴリクス単剤(製品名オルゴビクス)と、子宮筋腫及び子宮内膜症を対象として開発中のレルゴリクス配合剤の開発及び販売を共同で行う権利を許諾したという。また、マイオバント社はファイザー社に対し、がん領域における北米と一部のアジアを除く地域でのレルゴリクスの販売に関する独占的なオプション権も許諾している。これに伴い、マイオバント社はファイザー社から契約一時金6億5000万ドル(約670億円)を受領するのをはじめ総額で最大42億ドル(約4350億円)を受け取る可能性があるとしている。また、ファイザー社ががん領域における北米と一部のアジアを除く地域でのレルゴリクスの販売に関するオプション権を行使した場合、マイオバント社はファイザー社から5000万ドル(約50億円)を受領し、売上収益に対して2ケタ台のロイヤルティーを受け取るとしている。
株探ニュース