「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想（最新４８時間）」の８日午後２時現在で、ファンペップ<4881>が「売り予想数上昇」で４位となっている。

４日の取引終了後、塩野義製薬<4507>と資本・業務提携し、開発中の花粉症を対象疾患とする抗ＩｇＥ抗体誘導ペプチド「ＦＰＰ００４Ｘ」の研究開発を推進すると発表した。ＦＰＰ００４Ｘは、体内でＩｇＥに対する抗体産生を誘導することにより治療効果を期待するアレルギーワクチンで、２５年の国内での臨床試験開始を目指し研究開発を推進するという。なお、塩野義は第三者割当増資の引き受けを通じ、ファンペップ株の約１割を握る筆頭株主になる予定で、調達資金１億９７４９万円はＦＰＰ００４Ｘの開発費に充当する予定だ。

また、塩野義とはＦＰＰ００４Ｘに関するオプション契約も締結した。これにより塩野義は、ＦＰＰ００４Ｘの全世界における独占的研究開発と商業化権を取得するオプション権を獲得する。ファンペップは塩野義から、契約一時金やマイルストーンなどを合計で最大１７８億円受け取ることになる。

これらを受けて、同社株は５日、６日と連続でストップ高し、７日も一時前日比１００円高の３２５円に上昇した。ただ、株価は急騰前の２．６倍に急上昇したことから、この日は利益確定売りで急反落しており、これが売り予想数の上昇につながっているようだ。

出所：MINKABU PRESS

株探ニュース