日本新薬は冴えない、9月中間期は一転最終増益で着地も買い向かう姿勢限られる
日本新薬<4516>は冴えない。前週末27日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績について、最終利益がこれまでの予想の124億円から160億円(前年同期比5.1%増)に上振れしたようだと発表した。減益の見通しから一転、増益で着地する形となる。もっとも地合い悪のなかで、発表を材料視して買い向かう投資家の姿勢は限られ、換金目的の売りに押される展開となった。
売上収益は715億円から730億円(同2.6%増)に上振れする。ウプトラビのロイヤルティー収入とともに、好調な機能食品事業が収益に貢献。研究開発費用が予想を下回ったほか、為替差益が大きく発生することも寄与する。通期の業績予想は精査中で、11月13日に予定する第2四半期決算発表時に公表する予定とする。
株探ニュース