JCRファは反発、JR-141が欧州医薬品庁からPRIME指定
JCRファーマ<4552>は反発している。18日の取引終了後、独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を適用したムコ多糖症2型(ハンター症候群)治療酵素製剤JR-141(パビナフスプ アルファ)について、欧州医薬品庁(EMA)からPRIMEの指定を受けたと発表しており、これが材料視されている。
EMAのPRIME指定は、アンメットメディカルニーズ(いまだ有効な治療方法がない疾患に対する医療ニーズ)を対象とした医薬品の開発支援を強化するためのスキーム。JR-141は現在、米国、ブラジル、欧州でグローバル臨床の第3相試験開始に向けた準備を進めているが、PRIME指定により欧州での製造販売承認申請時に迅速審査の対象になる可能性がある。なお、同件に関する22年3月期業績への影響はないという。
株探ニュース