キッズバイオは上場来安値更新、将来的なエクイティファイナンスを警戒
キッズウェル・バイオ<4584>は前週末13日のストップ安に続き、きょうも制限値幅下限となる前営業日比80円安の278円まで売られ、2012年12月以来およそ9年5カ月ぶりに上場来安値を更新した。前週12日に発表した決算補足説明資料のなかで昨年策定した中期経営計画の修正を明らかにし、SHED(細胞治療)事業への先行投資を積極化させる方針を示した。この投資に向けた必要資金を100億円以上とし、エクイティファイナンスによる調達を基本とするとしていることから、将来的な株主価値の希薄化への警戒感が高まっているようだ。
同時に発表した23年3月期単独業績予想は、売上高29億円(前期連結15億6900万円)、営業損益9億8000万円の赤字(同9億1900万円の赤字)の見通し。
株探ニュース