オンコリス後場急伸、新型コロナウイルス感染症治療薬の開発に着手
オンコリスバイオファーマ<4588>が急伸している。午後1時ごろ、鹿児島大学と特許譲受に関する契約を締結し、新型コロナウイルス感染症治療薬の開発に着手すると発表しており、これが株価を刺激している。
鹿児島大学は、新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスであるSARS-CoV-2に対して強い増殖抑制効果を有する化合物群を特定。これを受けて同社は、鹿児島大学が出願中の抗SARS-CoV-2薬の特許譲受に関する契約を締結し、治療薬の開発に着手すると言う。また、それに伴い鹿児島大学へ契約一時金と開発進展に応じたマイルストーン、第三者からの収入に応じたロイヤルティーなどを支払うという。また、同社は今後、毒性試験をはじめとする前臨床試験を実施するとともに、臨床試験開始に向けた準備を進めるとしている。なお、同件による20年12月期業績への影響は軽微としている。
株探ニュース