サンバイオが大幅安で3日続落、「SB623」承認審査の長期化を懸念
サンバイオ<4592>が大幅安で3日続落した。14日の取引終了後、同社製品「SB623」の慢性期外傷性脳損傷に対する治療薬としての製造販売承認審査を巡り、収量に関する課題への対応などの状況について開示した。直近のデータに基づく原因分析と施策の策定により、8月に課題解決の判断ができる見通しを示した。これまで同社は課題解決に関するおおむねの成否の判断が6月にはできるとの見通しを示していたが、今回の開示を受け、審査が長期化することを懸念した売りが膨らんだようだ。
収量に関する課題とともに生産関連の審査にも対応し、引き続き今期中の承認取得を目指すとしている。あわせて同社は24年1月期第1四半期(2~4月)の連結決算を発表した。経常損益は9億3700万円の赤字(前年同期は8億6900万円の黒字)と、赤字に転じた。SB623の承認に向けた製造関連の費用がかさんだ。為替変動による差益も発生したが補えなかった。
株探ニュース