ステムリムがカイ気配スタート、塩野義に導出済みレダセムチドが第2相試験で主要評価項目達成
ステムリム<4599>がカイ気配スタートとなっている。13日の取引終了後、塩野義製薬<4507>に導出済みの再生誘導医薬開発品レダセムチドについて、塩野義が実施した急性期脳梗塞の患者を対象とした第2相臨床試験で、主要評価項目を達成したとの連絡があったと発表しており、開発の進捗を好感した買いが入っている。
同試験は、脳梗塞発症後4.5時間から24時間の患者で、血管再開通療法(血栓溶解療法または血栓回収療法)を実施できなかった人を対象に、レダセムチドの有効性と安全性を検討することを目的とした第2相プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験。その結果、目標達成が確認され、急性期脳梗塞患者に対する有効性が確認されたほか、副次評価項目である安全性でも有害事象の発現率はプラセボ群で同程度であり、忍容性が確認されたとしている。今後は試験の良好な結果を踏まえ、塩野義でグローバル第3相臨床試験への移行に向けた準備を進めていく予定。なお、22年7月期通期業績に与える影響は軽微としている。
株探ニュース