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城南進研 Research Memo(4):くぼた式育脳法の人気は高く、外部との提携契約が着実に増加中

特集
2018年1月22日 13時49分

■各事業部門の動向

4. くぼたのうけん事業

城南進学研究社<4720>本体が展開する幼児教育が、くぼた式育脳法による育脳教室の「くぼたのうけん」だ。都内と横浜に5教室を展開し、今第2四半期は57百万円(前年同期比4.6%増)の売上高を計上した。

今第2四半期は従来の目黒教室を麻布十番に移転した。キャパシティの増加と集客効率増大を狙っての移転とみられる。

くぼたのうけんへの潜在的需要は非常に強いが、同社は教育の質を最重要視しており、トレーナーの育成と充実を急いではいるものの、新規教室の開設についてはこれまで同様、慎重に進める方針だ。その代替策として同社が注力しているのがソリューション事業だ。ソリューション事業は同社の教育ノウハウや商材をBtoBで展開しようというものだ。くぼたのうけんにおいても、そのくぼた式育脳法をマニュアル化し、外部の提携先にカリキュラムを外販する事業を進めている。

2017年3月期において(株)講談社パルと提携を行ったが、今第2四半期は大阪府・帝塚山学院幼稚園、山形県・米沢幼稚園と契約し、提供を開始した。くぼた式育脳法の導入を検討している幼稚園はほかにも複数存在しており、今後も提携先が増える見通しだ。

5. 子会社 ジー・イー・エヌ

(株)ジー・イー・エヌは幼児~小学生向け英語教室「ズー・フォニックス・アカデミー」を直営及びFCで展開している。2018年3月期第2四半期は売上高159百万円(前年同期比8.9%増)と、順調な拡大を示した。

生徒数は直営・FC合わせて2,456人で前年同期比10.3%増加した。教室数は1年前と比較して直営・FC合わせて20校で変わっておらず、既存校が着実に売上高を伸ばしていることがうかがえる。

くぼたのうけん同様、幼児英語教育に対する潜在的需要は大きく、城南進学研究社<4720>は「ズー・フォニックス・アカデミー」の校舎数拡大による成長を従前から志向している。しかし同時にまた、教育の品質確保へのこだわりから、同社の求める水準をクリアした英語教育トレーナーの確保を優先させており、これがボトルネックとなって校舎数が増えない状況が続いている。トレーナー育成は徐々に進められているもようで、2019年3月期以降、人的体制が整うのにしたがって新規開校を実施してくると弊社では推測している。

6. 子会社 久ケ原スポーツクラブ

(株)久ケ原スポーツクラブは東京都大田区でスイミングやスポーツジム、バレエ、囲碁、茶道などの様々な分野のレッスンを提供している。2018年3月期第2四半期は売上高は165百万円(前年同期比6.5%増)で着地した。

城南進学研究社<4720>はスポーツクラブ事業と同社が得意とする教育を組み合わせてシナジーを追求することを目指している。目下力を入れているのが、同社が開発したWeb学習システム「デキタス」の導入だ。児童に対しては勉強とスポーツの両立という価値を提供するとともに、同社としては児童のつなぎ止めという目的がある。

今第2四半期はスポーツと勉強の組み合わせをさらに発展させて、学童保育事業を開始した。弊社では学童保育への潜在的需要は非常に大きいと考えており、今後の展開に注目している。また同社は、ソリューション事業の一環として、「デキタス」を他のスポーツクラブ等へ外販して事業化することを目指している。久ケ原スポーツクラブにおける様々なチャレンジは、そうしたモデルケースとしての役割もあり、その観点でも今後に注目すべきと弊社では考えている。

これまでのところは同社の様々な取り組みは一定の効果を上げているというのが弊社の評価だ。同社が2015年11月に久ケ原スポーツクラブを子会社化後、生徒数は着実に増加してきており、2017年9月末で2,951人(前年同期比3.0%増)に達している。これはほぼ定員に迫る数値であり、今後は受入定員増のための施策なども検討課題として浮上してきそうだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

提供:フィスコ

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