日本ラッドが急反落、第1四半期は営業赤字拡大
日本ラッド<4736>が急反落している。3日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)単独決算が、売上高5億8600万円(前年同期比10.3%減)、営業損益1億4700万円の赤字(前年同期5500万円の赤字)、最終損益1億3800万円の赤字(同5500万円の赤字)となり、赤字幅が拡大したことが嫌気されている。
各業種向けの派遣常駐型システム開発や受託請負型システム開発案件において、在宅勤務の対応が困難な常駐先により休業や業務規模縮小を余儀なくされ稼働が減少した。また、医療機関向け自動再来受付システムなどの販売・開発で、医療機関におけるシステム稼働予定や商談が延期・中止になったことにより受注が減少したことも響いた。
同時に、従来未定としていた21年3月期通期業績予想について、売上高32億5000万円(前期比5.0%減)、営業利益1000万円(同90.3%減)、最終利益2000万円(同75.9%減)を見込むとしており、年間配当は前期同様期末一括5円を予定している。
株探ニュース