オリコンはストップ高、第1四半期69%営業増益と自社株買い発表を好感
オリコン<4800>は急反発しストップ高の1041円に買われている。5日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高11億300万円(前年同期比14.3%増)、営業利益3億5600万円(同69.3%増)、純利益2億5500万円(同9.7%増)となり、営業利益が四半期ベースで過去最高となったことが好感されている。
商標利用契約・デジタルプロモーション・データ販売の各ビジネスが好調に推移した顧客満足度調査事業が大幅に拡大した。また、外部メディア向けコンテンツ提供で動画が拡大したほか、自社メディアでセッション数が増加したニュース配信・PV事業も伸長し業績を牽引した。
なお、22年3月期通期業績予想は、売上高44億6000万円(前期比10.7%増)、営業利益12億3000万円(同16.2%増)、純利益8億6000万円(同横ばい)の従来見通しを据え置いている。
同時に上限を10万株(発行済み株数の0.73%)、または1億5000万円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は8月6日から8月31日までで、株主還元を充実させるとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするために実施するという。
株探ニュース