リゾートトラが後場プラスに転じる、子会社実施のBNCT第2相臨床試験で主要評価に関する観察期間完了
リゾートトラスト<4681>が後場プラスに転じている。午後1時ごろ、子会社CICSがステラファーマ<4888>と実施している、血管肉腫を対象としたBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の国内第2相臨床試験の主要評価に関する90日間の観察期間が完了したと発表しており、好材料視されている。
同治験は、切除不能な血管肉腫を対象にCICSの中性子照射装置(CICS-1)とステラファーマのホウ素薬剤(SPM-011)を用いたBNCTの奏効率を評価することを主目的としたもので、国立がん研究センター中央病院で症例数10例での単群試験として実施した。CICSでは、今後行われる試験の評価やデータ解析の結果について慎重に評価したうえで、26年の中性子照射装置の実用化を目指すとしている。
株探ニュース