坪田ラボに大量の買い注文、ロートと知的財産権実施許諾契約を締結し業績も上方修正
坪田ラボ<4890>が寄り付き大量の買い注文を集め、カイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げてきた。近視領域などで強みを発揮するバイオベンチャーだが、足もとの業績は低迷しているものの、来期以降の回復に期待が大きい。7日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、最終損益は従来計画の11億3000万円の赤字から6億8000万円の赤字に上方修正しており、これを評価する買いを呼び込んでいる。ロート製薬<4527>と知的財産権実施許諾契約を締結し契約一時金4億5000万円のほか、上市後の販売に応じたランニングロイヤルティーを受領することとなり、これがポジティブサプライズとなった。同社の株価は2月上旬に今期業績予想の下方修正を受けマドを開けて売られたものの、その後は根強い買いが続きジリジリと上値を指向、直近ではほぼマド埋めを完了していた。きょうは満を持して大底圏から上放れている。
最終更新日:2024年03月08日 11時33分
株探ニュース