資生堂が反発、プロダクトミックス好転で21年12月期営業利益は計画上振れ
資生堂<4911>が反発している。3日の取引終了後、集計中の21年12月期の連結業績について、営業利益が320億円から415億円(前の期比2.8倍)へ、最終利益が300億円から420億円(前の期116億6000万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。
新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴い、第4四半期に日本を中心に一部の国・地域の売り上げが想定を下回ったことで売上高は1兆440億円から1兆350億円(前の期比12.4%増)へ下振れた。ただ、プロダクトミックスの好転による原価率改善に加えて、全社で徹底したコストコントロールを進めたことなどから、営業利益は増加した。また、円安に伴い為替差益が増加したほか、構造改革に関連して見込んでいた特別損失が減少する見込みであることも貢献した。
最終更新日:2022年02月04日 11時30分
株探ニュース