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大野芳政:株価レーティングの目標株価の引き上げ率が株価に与える影響は?【FISCOソーシャルレポーター】

市況
2023年6月28日 8時59分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「大野芳政」氏(ブログ:『サラリーマン投資家が株式投資でムリなく月10万円を稼ぐ方法』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2023年6月23日22時に執筆

証券アナリストの大野芳政と申します。

私は過去に投資顧問でアナリストをしていましたが、今は一般企業に勤めるごく普通のサラリーマンです。一般の会社員なら、本業をしながら副業として株式投資でお小遣いを稼ぐことを夢見る方も多いのではないでしょうか。しかし、サラリーマン投資家は日中、相場を見ることができないという大きなハンデがあります。でも、発想を転換すると、それが武器にもなるのです。相場を見ることができないということは、値動きに一喜一憂しなくて済むということです。トレーダーが失敗する理由は、値動きに感情が支配されてしまうことです。なので、銘柄選びをしっかりすれば、あとは機械的に売買することで自然と資産は増えていくのです。

銘柄選びの秘訣はずばり需給を読むことです。特に機関投資家の動向を読むことが肝要です。彼らはアナリストレポートの株価レーティングをもとに投資銘柄を選定します。つまり、株価レーティングを分析すれば、必然的に儲かる銘柄が発掘できるのです。

私は投資顧問で勤務していた頃から、玉石混交のアナリストレポートから「玉」を見分けることが得意でした。その経験を活かして、少しでもサラリーマン投資家の皆様のお力になれるような情報を発信していきます。

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おはよしまさ(/ω\)

先日、保険の見直しに行ったら同じ内容で、年間で支払い保険料が半額くらいになるプランを紹介していただきました。うれしい反面、契約してから7~8年前もほったらかしにしていたため、もう少しこまめにチェックしていれば、早い段階で切り替えができたかもしれないことに後悔しています。

個別株も同じです。短期投資はもちろんのこと、長期投資の方も定期的に自身のポートフォリオをメンテナンスしなくてはなりません。アナリストレポートでも、まれに目標株価を大幅に引き上げることがありますが、それを鵜呑みにして飛びつくのは要注意です。彼らは通常、少なくとも決算が発表される四半期ごとには、フォローレポートをリリースしますが、これを怠っているケースがあるからです。ほったらかしておいて気づいたら、株価が目標株価に接近していたので、慌てて目標株価を引き上げるなどといったことも考えられます。そのせいか、目標株価の引き上げ率の大きさが株価へ与える影響は限定的であることが多いように感じます。

別のパターンとして、普段は四半期ごとにフォローレポートを書いているけど、何らかの材料により短期的に株価が急騰し、一気に目標株価を上回ったことを理由に、引き上げることもあります。この場合は短期なうねりをとるのはいいかもしれませんが、あまり深追いしすぎると危険です。というのも、アナリストレポートの目標株価はファンダメンタルズにもとづくバリュエーションにより算出されるものであり、目先の需給で算出されるものではないからです。もっとも、こういう活きがいいアナリストレポートも私は嫌いではありませんが・・・・・

日々、株価レーティングをチェックしていく中で、目標株価を従来の2,000円→4,000円に引き上げたと聞くと、ついつい株価へのインパクトも期待しがちですが、高値掴みにならないよう気をつけましょう。

今週、目立ったレーティングで観測されているのは下記の通りです。

〇東海東京調査センター

ノリタケカンパニーリミテド<5331> Neutral(中立)→OUTPERFORM(強気) 目標株価4,810円→6,300円

イー・ギャランティ<8771> Neutral(中立)→OUTPERFORM(強気) 目標株価2,400円→2,800円

堀場製作所<6856> 新規OUTPERFORM(強気) 目標株価9,400円

〇三菱UFJMS証券

中国電力<9504> Neutral(中立)→Overweight(強気) 目標株価710円→2,120円

〇SMBC日興証券

資生堂<4911> 2→1 目標株価7,100円→9,000円

〇いちよし証券

力の源HD<3561> 新規A フェアバリュー2,700円

そんな中、今後1~2週間程度で面白そうだと、私が気になった銘柄はトヨタ自動車<7203>です。岩井コスモ証券が6月21日付で投資判断「A」を据え置き、目標株価を2,300円→2,600円に引き上げたことが伝わっています。

レポートでは、半導体の調達環境が良化しつつあるなか、4月のトヨタ・レクサスのグローバル生産実績が該当月として過去最高を更新したことを評価。また、為替が1ドル140円超と今期の為替前提は1ドル125円と比較し、円安方向にあり、業績の上振れ余地になると指摘しています。

株価は6月に急騰した後、足元は調整基調にありますが、PBR(株価純資産倍率)は1.05倍程度と割安感があることから下値は限定的になる可能性が高いと私は考えています。もし2200円割れがあれば、買い下がりでの対応に妙味があるのではないでしょうか?

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執筆者名:大野芳政

ブログ名:『サラリーマン投資家が株式投資でムリなく月10万円を稼ぐ方法』

《TY》

提供:フィスコ

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