アグロカネシが急反発、上期業績の計画上振れと配当予想の増額修正を好感
アグロ カネショウ<4955>が急反発している。前週末2日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、営業利益が従来予想の10億4000万円から11億8600万円(前年同期比62.5%増)へ、純利益が5億9800万円から7億8700万円(同58.0%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。
主要剤の土壌消毒剤「バスアミド微粒剤」「ネマキック粒剤」が、適用対象作物の販売価格の低迷などにより国内の需要が減少したことに加えて、海外向け「D-D」で需要に対して供給が間に合わなかったことなどが響き、売上高は90億6500万円から87億3500万円(同9.4%増)へ下方修正した。一方で、研究開発費用の期中の進捗が計画未達となり、販管費が想定を下回ったことから利益は上振れたとしている。
また同時に、期末配当予想を16円から34円へ増額修正しており、これも好材料視されている。年間配当予想は50円となり、前期実績の32円に対して18円の増配になる予定だ。
株探ニュース