ユシロがカイ気配切り上げ、価格改定効果で今期は一転経常増益を計画し配当予想増額
ユシロ化学工業<5013>がカイ気配を切り上げている。同社は前週末8日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想を見直した。今期の経常利益予想を13億円増額し56億4000万円(前期比21.8%増)に修正した。経常利益は減益予想から一転、前期に続き過去最高益を更新する見通しとなった。加えて、年間配当予想を28円増額して98円(前期比28円増配)に引き上げており、ポジティブ視されたようだ。
価格改定の効果が現れ、原価低減の取り組みが奏功。利益が想定を上回る見込みとなった。今期の売上高予想は据え置いた。9月中間期の売上高は前年同期比9.1%増の278億1100万円、最終利益は同37.7%増の24億8600万円となった。
株探ニュース