オハラ急反発、第3四半期の受注減が想定より小幅で今10月期営業益予想を上方修正
オハラ<5218>が急反発している。10日の取引終了後、20年10月期連結業績予想で、営業損益を25億円の赤字から22億円の赤字(前期9億100万円の黒字)へ、最終損益を26億円の赤字から22億円の赤字(同4億6600万円の黒字)へ上方修正したことが好感されている。
売上高は174億円(前期比25.7%減)の従来見通しを据え置いたものの、第3四半期の受注減少が想定よりも小幅にとどまったことに加えて、グループ全体でコストコントロールを徹底したことが寄与する見通し。また、営業外収益で助成金の受給も見込んでいるという。
なお、同時に発表した第3四半期累計(19年11月~20年7月)決算は、売上高134億4300万円(前年同期比26.2%減)、営業損益14億2200万円の赤字(前年同期12億1600万円の黒字)、最終損益15億4100万円の赤字(同1億5200万円の黒字)だった。光学ガラスやスマートフォン筐体向け硝材「ナノセラム」が減少した。
株探ニュース