日本製鉄、JFEなど鉄鋼株が軟調、買い戻し一巡で外国人の目先利益確定売り観測も
日本製鉄<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>など大手をはじめ鉄鋼株の下げが目立ち、全体相場の上値を重くしている。ここ米国や中国など好調な自動車販売を背景とした鉄鋼需要の回復を拠りどころに上値指向を強めていたが、8日にマドを開けて買われたあとも上値指向が続き、やや買い疲れ感が垣間見えるなか高値警戒感も意識され始めているようだ。市場では「足もとでは外国人投資家の買いが一服している。(外国人は)先物を絡め日経平均を支えながら一部の景気敏感の大型株に利益確定売りを出している感触がある」(ネット証券マーケットアナリスト)という指摘も出ている。午前11時20分現在、日経平均はプラス圏を維持しているもののTOPIXはマイナス圏で推移しており、全体指数のゆがみが目立っている。
株探ニュース